【保存版】タコの締め方、下処理、保管方法までの全解説

タコ 下処理の方法

@ぴーたろです^^

堤防釣りや船釣りでタコを手に入れたら、正しい方法で下処理を行い保管をしておいしく頂きましょう!

タコは冷凍保管しても味が落ちない数少ない海鮮食品!

最後まで美味しくタコを楽しむために、是非正しい下処理方法を理解しておきましょう^^

タコの締め方

まずは釣り上げたタコを下処理する方法です。

これは陸っぱりでも船釣りでも同じです。

タコは通常の魚と違ってすぐに弱って死んでしまったりしません。

そのため釣り上げた都度締めてもいいですし、釣りが終わる(納竿する)まで活かしておいて、最後にまとめて締めるのもOKです。

タコの締め方はとても簡単。

タコの目と目の間(眉間)に急所があるため、そこにナイフを刺してあげてください。

タコ 締め方

タコの体の色が白っぽく変わればしっかり締めれている証拠。
タコ 締め方
刺した後も少しの間動き回りますが、時間が経つとぐったり動かなくなります。

タコの内臓を取り除く

タコを締め終わったら、次に内臓を取り除きます

タコの頭は袋状になっているのでクルリとひっくり返してください。

ひっくり返すと、タコの内臓があらわになります。

この内臓と身がくっつている筋が5本ありますので、それに指をひっかけて筋をちぎります

全ての筋をちぎったら、内臓が外れますので、取り除いた内臓は海に戻してあげましょう。

動画で見たほうが分かりやすいです^^簡単ですよー!

タコの持ち帰り方

タコの持ち帰り方は通常の魚と同じです。

クーラーボックスに氷を入れてあげて(水は不要です)、その中にビニール袋等で包んだタコをやさしく置く形でOK。

極力タコに直接氷が当たらないようにしてあげてください。

たまにタコや魚の上からそのまま氷を入れる豪快な人がいますが、身が氷焼けしてしまい見た目も味も落ちるため絶対にオススメしません。

タコの下処理の方法

無事にタコを自宅まで持って帰ったら、その日のうちに下処理の作業をしてしまいましょう^^

最後の冷凍保管までやってしまえば、翌日以降にタコを食べるときにも非常に料理が早く済みますよー♪

水洗いして冷凍する

いきなり最重要ポイントになります。

タコを持ち帰ったら塩もみを始めるのではなく、まず流水で軽く洗ってからタッパーなどに入れて冷凍保管してください!
タコ ヌメリ取り 下処理

知っ得!!

クッキングペーパ等はいりません。

水をある程度切ってから、そのままタッパーに入れてしまえばOKです。

ぴーたろは初めてタコを釣ったとき、クッキングペーパーを敷いて凍らしたためにその後タコの身にくっつたクッキングペーパーを取り除く羽目になりました。笑

タコは解凍をしても味が落ちないため安心して冷凍してください^^

タコといえばヌメリをとる下処理が非常に煩雑ですよね><。

このように一度冷凍をすることで、身に付いたヌメリも一緒に凍ります

これを解凍すると、大部分のヌメリも一緒に取れてしまうため、その後の処理が非常に楽でとてもオススメです。

冷凍するとこんな感じになります^^

化石みたいですね 笑
タコ ヌメリ 冷凍

塩もみをしてヌメリを取る

次に、タコの下処理の代名詞、塩もみです。

自然解凍させたタコをボールにとって、上から塩を適量振って揉みこんでください。

十分に揉みこめたら、流水できれいに洗い流します。

この作業をぬめりが取り除けるまで繰り返します(ぴーたろは2回~3回繰り返してます^^)。


知っ得!!

急に塩もみを始める人がいますが、それはオススメしません。

タコの塩もみをする前に、流水で取り除ける範囲のヌメリはしっかりと取り除くことが非常に重要です。

また塩もみに使う塩の量は多すぎないように注意して下さい!

塩の量が多かったり塩もみの回数が多すぎると、塩が身に入ってしまいタコが辛くなって台無しになります

湯通しする(茹でる)

塩もみが終わったタコは湯通しします。

お鍋にお湯を沸騰させたら、タコの頭の袋に指をかけて、足先の方から少しずつお湯につけて茹であげていきましょう。

「ちょんちょん」と足先をお湯の中に出し入れすると、足が外側にきれいに丸まっていくので綺麗ですよー^^

全体をお湯につけたら、1分ほどお湯につけます。

引き上げたタコは真っ赤!これを冷水で締めてあげれば完成です。

タコ 湯通し 時間

知っ得!!

お湯につける時間は食べ方によって調整してます。

例えば、生タコの食感でお刺身で食べたい場合には、軽く湯通しをすれば生の食感を楽しめます^^

しっかりをお湯を通して保管しておきたい場合には、少し長めに湯通しすればOK。

実際に試してみると分かりますが湯通しの時間でタコの食感が大きく変わりますので、食感の違いを楽しめるのもタコを食べる楽しみの一つです^^

冷凍保管をする

タコの湯通しが完了したら、一度に食べきれない分はタッパー等に入れて冷凍保管してください^^

マストではありませんがここでひと手間。

このときに、湯通ししたタコの歯や目玉は取り除いておくとより保存状態がいいです。

※通常は内臓・目玉・歯等の器官は痛むのが早いため、この段階で取り除いておくのがベストです。

タコの口は吸盤の中央にありますので、そこを指で押し込んで歯を取ります。
タコの口 歯

ちなみに、こちらが取り除いた歯です。

カニも食べてしまうくらいですので、丈夫な歯が生えています。
タコの歯

生の状態のタコだと歯や目玉を取るのが難しいのですが、一度湯通しをすると指や包丁で簡単に取り除けます(写真は生の状態で取ってます)。

なお前述の通り、タコは解凍をしても味が落ちません。

長く食べれるのでとても安心ですよー♪

タコを食べるときの注意点

最後に、タコを食べる前に知っておきたいときの注意点としては「吸盤」です。

タコの吸盤はこりこりして非常に美味しいのですが、その反面、タコも海底で吸盤を使って獲物を掴んだり岩にしがみついたりしていますので雑菌が非常に多いので注意してください。

場合によってはお腹が痛くなったりしてしまうこともあります。

そのため、タコの吸盤を食べるときには、必ず皮を引いてから食べることをオススメします。

国産マダコは超高級品!

以上、タコの締め方と下処理の方法でした^^

タコを釣ったら、是非スーパーの国産マダコの値段を見てみてください。

非常に高級品であることが分かると思います。

そんな高級品であるからこそ、正しい知識と正しい手順でタコを美味しくいただけるように準備しておきましょう♪

なお、タコの釣り方のコツやテクニックはこちらの記事でまとめていますので、タコ釣りに行く予定の方は是非読んでみてください^^
(参考)タコエギングでタコを釣るコツとテクニック。タコ釣り入門

それではー♪

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です